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2024年9月18日水曜日

地区新人陸上大会を終えて

先週末に地区新人陸上大会が終了しました。
クラブとしては今回の新人陸上大会はそれなりの好成績で終えることが出来ましたが、大会の在り方という点から見ると、大きなターニングポイントとなることが浮き彫りとなりました。

これまで砺波地区の中学校陸上の大会には陸上部員以外も出場することができました。
これは砺波地区の特色でもあったのですが、今回の新人大会に出場したのは、陸上(スキー)部の設置されている6校と一部の小規模校&クラブチーム所属の者のみ。

出場人数が大きく減ったことで、トラック競技では100mを除いた全ての種目が一発決勝で行われました。フィールド競技も少ない種目では出場者が2人。もはや予選大会として実施する意味はほとんどなくなりました。

これは今秋の他競技の地区新人大会と陸上の県ジュニアオリンピック大会の日程が重なったためで、他の部活に所属している者は今大会で出場権を得てもジュニオリには出れないことによるものです。更に言うと来年からは、陸上と他競技の地区大会の日程は同日となるので、今後はもっと地区陸上大会の出場者は絞られることが予想されます。

数年前、小学校でも同じようなことがありました。教員の働き方改革から県交流大会の予選会を兼ねて実施されていた連合運動会が中止され、以降の予選会は市内3つのクラブチーム以外の出場者はごくわずかという状況に至っています。
残念ながら全体としてのレベルの低下は否めません。クラブから県大会に進める人数が増えるなどと目先のことを喜んでいる場合ではないんです。

小学校の連合運動会や砺波地区中学校の陸上大会は、陸上を専門的にやっていなくても出場できたため、まさに金の卵の宝庫でした。この大会をきっかけに陸上を始めてトップ選手に育っていく人も多くいました。

小学校のほうは、近いうちに市予選会が無くなるという話もあります。
中学校のほうも、今は砺波地区だけの問題かも知れませんが、部活動の地域移行も絡んできていずれは県内全域に問題は波及するでしょう。
時代には逆らえませんが、陸上界が危機的状況にあることだけは間違いありません。