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・ふくの元旦マラソンには700人以上の申込があったそうです。元旦にお待ちしています。

2024年6月21日金曜日

F‣Jetzの指導コンセプト

定期練習の参加募集を再開しました。
また、小中学生の県大会も近づいていますので、改めて、F‣Jetzの指導コンセプトを確認します。

保護者の方が自分のお子さんに期待をし、速くなってほしいと願うのは当然のことです。
もちろんF‣Jetzでも、子どもたちに速くなってほしいという考えは根抵にありますが、究極に速くなるのは将来のこと。今の段階では、大雑把に速く走るコツは教えても、コンマ何秒速くなる技術までは詰め込みません。陸上競技に関して特に小学生にはそんなことは全く必要ないと言っても過言ではありません。ただただ楽しく体を動かしながら、効率よい動きの引き出しやダイナミックさを身につけていけばいいのです。
確かに小学生の段階でも、練習計画を立てて強い練習をこなしていけばその分は速くなります。しかしそこで出た記録は、もともと将来出るはずの記録を前借りしているだけで、その分将来の記録のピークは低くなるという考えがあります。もちろんそうではない場合もありますが、高校生から本格的に陸上を始めた人が最終的に速くなっていくケースが多いというのにはそういう理由もあります。
では小中学生は陸上競技に取り組まないほうがいいのか、という疑問になるかと思います。なのでF‣Jetzでは、練習回数を無理に増やさず、動きづくりを練習の中心に据え、ひとつの種目に特化しない等の工夫をしながら練習に取り組んでいます。
他の競技と並行して取り組むことも悪いことだとは思いませんし、最終的に陸上を選ばなくても、本人がその競技で頑張ろうと決めたのであれば全力で応援するだけです。そこまでのプロセスにこのクラブが関わっていたならそれだけで十分です。
また、コーチ自身は過度に勝負にはこだわらないよう心掛けていますが、一般的にもコーチの役割の一つとして、保護者からの過度な期待を食い止める必要があるということが言われます。
過度なプレッシャーの中では勝っても負けてそれはイバラの道の始まりです。今の段階で勝った負けたは時の運。記録や勝負に一喜一憂せず、年齢に応じた指導を行なっていくことが大切なのです。
現代の陸上界(スポーツ界)のジュニア指導において、これらはあたり前のことですが、クラブによっては長い間に培われてきたやり方や考え方、伝統もあリますし、実は何が正解かも分かりません。保護者の方はその辺りも踏まえてクラブを選択されれば良いと思います。
少なくともF‣Jetzでは、中学生も含めこれまでもこれからも、このようなコンセプトを基本に指導を行い、将来大きく育てたいと考えていますので、保護者の方々も暖かく見守っていただければ幸いです。

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