記録がなかなか伸びなくて悩んでいるという話を耳にします。
小学生や中学生のときは、記録の向上ばかりに目を向けるとロクなことがありません。
もちろん伸びることに越したことはありませんが、それは100分の1秒、1cmずつで構わないということ。いっぺんに大きく更新したら、そのときは良くてもあとで苦労するだけです。
極端な話、小中学生でも練習をすればするほど記録はどんどん伸びます。でもそれはほっといても伸びるものを無理やり前借りしているようなもんですから。前借りして取り崩した分、本来のピークを下げてしまうというイメージを私は持っています。
なかなかコントロールできない話ではありますが、少なくとも記録が余り伸びないからと、焦る必要はなし。
週2~3回の練習でも、ふくのジュニアのメンバーは少しずつ記録は伸びてますよね。技術は粗削りなだけに、今後も伸びる要素だらけです。
だからと言って技術ばかりを詰め込むスタイルも私は苦手。はっ!こういうことだったのかという感覚を高校生になってから経験することがむしろ大切だと思います。