ただ・・・毎度のことですが、運営役員として本部の仕事をしていると、とてもじゃないけど大会に出場できる余裕などありません。怪我してなくても出れたかどうか?バタバタしていて気がついたらもう40歳代100m始まってたし。
本部の周りを眺めてみても、選手としてエントリーしている人がたくさん役員をしていて、部署によっては代わりたくても代わりの者もいない。放棄したら運営がストップしてしまうので止むを得ず棄権。
選手として出場することに強いこだわりがあるわけでもないですが、一部の人にとっては大会として全く本末転倒だと思います。
ところで余談ですが・・・
この大会の結果集計システムは、自分で0から作り上げ、少しずつ改良を重ねてきたものなんです。少しずつ完成度が高まってきていますが、実は写真判定装置との連携に問題がありました。
この競技場の写真判定装置は、結果がデータで取り出せないため、システムから出力された記録レシートを、人間が集計システムに手入力する必要があるのです。これは非常に手間のかかる作業であり、またどうしてもミスが起こり得ます。
そこで、今回、このレシートをOCRで読み取り、データに変換して集計システムに貼り付ける試みをしてみました。
結果としては△。読み取った結果はリッチテキスト形式で出力されますが、このままでは時間形式になっているため、集計システムに貼り付けられるよう整数形式にする必要があります。そこで事前にレシートを貰い、変換用の関数を準備していましたのですが、動作確認用に貰っていたレシートが長距離種目のものだけだったので、それでは短距離は動作しないことがやってみてから判明。それに加えて短距離は組数が多く、組毎に読み取りをしていては余計に手間がかかることも分かりました。また、滅多にはなかったのですが、稀に5と6が間違って読み取られていたりしました。
まだまだ課題は山積みですが、少しでも早く、正確に、そして楽なシステムを目指して来年までにまた改良を重ねていきたいと思います。
ただ、誰でも使えるシステムにしないと、結局また自分の首を絞めるだけになるんだよね・・・というオチ。